今回は、横濱まちづくり倶楽部の会員9名でお伺いし、1人5,500円のコースをいただきました。これから、1つひとつを詳しくご紹介していきます。なお、コースは1人4,500円のものもあります(詳細は同店の公式ホームページをご覧ください)。
手前右:スペイン産生ハム 手前左:イベリコ豚のチョリソ 中央 :ケッパー 上:マンチェゴチーズ
薫製にはせず、荒塩に漬けたのち風に長期間あてて熟成させたスペイン産の生ハム。手間ひまかけて丁寧につくられた生ハムは肉の旨みが見事に凝縮されており、非常に豊かな香りと味に仕上がった芸術品です。
世界的に有名になったスペイン特産の豚、イベリコ豚。スペインの森林地帯で自然の恵みに育まれた霜降り肉の深い味を、香り高いスパイスが引き立てています。噛むたびに閉じ込められた旨みが溢れ出てくる逸品で、ワインやシェリー酒との相性が抜群です。
ケッパーはフウチョウソウボクという木の花のつぼみをピクルスにしたもの。地中海沿岸が原産とされ、スペインも主な栽培地の1つです。日本では馴染みの薄い食材ですが、独特の風味をぜひ一度味わってみてください。
マンチェゴ種は、羊のミルクから作られるスペインの代表的なハードチーズです。硬い食感からは想像もつかない、羊乳特有の濃厚なコクと柔らかな甘みが口の中いっぱいに広がります。
ムール貝を塩ゆでにしただけのシンプルな料理。ほどよく酸味が効いたオニオンベースのドレッシングと、ちりばめられた浅葱の香りは、素のままのムール貝の旨みとの相性が最高です。 素材が持つありのままの美味しさだけで勝負した料理なので、とても素直な味で飽きのこない一品。ついつい手が伸びてしまいます。
カラッと揚げられた銀鱈は皮までパリパリ。しかし、身はふっくらとしており、その中には旨みが凝縮されています。また、添えられたトマトベースのピリ辛ソースはもちろん辛さが売り物ですが、様々な野菜を煮込んで作られた奥行きの深い味わい。淡白な銀鱈をボリューム感ある料理に変身させています。 ところで、料理名の「ピンピン」には愉快なエピソードがあるのをご存知ですか。 実は、この料理はもともと「銀鱈のピリピリ」であったそうです。ところが40年ほど前の開店のとき、納品されたメニュー表は「銀鱈のピンピン」に。印刷所の誤植が、イザベラの名物料理の名前になりました。
「これぞスペイン料理!」といった風格の一品。席に運ばれてくると、見た目のゴージャスさに圧倒されます。しかし、ゴージャスなのは見た目だけではありません。ムール貝をはじめ、イカ、ホタテ、海老、あさり、白身魚、さらにはハマグリまで入ったご馳走で、食べる前から胸がワクワクします。 これだけ多くの魚介類が入っていながらも、それぞれが喧嘩せず、互いの旨みを引き立てあっています。それにトマトソースの酸味とコクが加わり、まさに絶品。完璧な料理です。なお、このソースをパンにつけて食べても美味しいので、お試しください。
グリルされた柔らかくジューシーな鶏肉は、ナイフを入れた瞬間に肉汁が溢れてきます。そこに、香ばしいガーリックのアクセント。頬張ると、思わず顔がほころびます。 また、まろやかなデミグラスソースは、実に1ヶ月という時間をかけて仕上げられたシェフこだわりの逸品。プロでなければ作り出せない、豊潤な味わいが楽しめます。
世界的に知られたスペイン料理の代表といえば、このパエリア。イザベラではスペイン風に「パエジャー」と呼んでいます。 スペインの「釜めし」といったところで、サフランライスの上に海老やイカ、ホタテ、ムール貝などの魚介類が盛りだくさん。さらには鶏肉や彩り鮮やかな野菜も入り、とてもにぎやかです。また、もともとは家庭料理や漁師料理であっただけに野趣豊かで、魚介類などはすべて殻ごと盛りつけられています。 口に運ぶと、共演している様々な食材から滲み出した深い旨み、パラパラしているのにしっとりとしたお米の食感が印象的。さらに、ほのかなサフランの香りとレモンの酸味が食欲をそそります。 そして、何といっても、食べ進めていくとあらわれるパエリア鍋の底のおこげ。香ばしいこのおこげもまた、パエリアを食べるときの楽しみです。
今回、私たちのために選んでいただいたワインは、次の2銘柄です。
1551年に創業したスペインの名門ワイナリー「コードーニュ」が、フランスのシャンパンと同じ瓶内二次発酵製法で作ったスパークリングワイン。さわやかな味わいで、シーフードとの相性がよいと言われています。
テンプラニーリョ種とガルナッチャ種の選ばれた葡萄から作られた赤ワイン。樽熟成によるバニラ香が特徴で、酸味とタンニンのバランスがよく、まろやかな味わいです。肉料理、オーブン料理に向いています。 なお、食事の少し前にコルク栓を抜いて、室温で飲むと美味しいそうです。
「イザベラ」マネージャー須永 英紀 さんへの インタビュー内容はこちら