◆ピルグリム19thクラブのある川崎銀行横浜支店ビル(現・日本興亜損保馬車道ビル)は、横浜出身の著名な建築家・矢部又吉によって設計され、1922(大正11)年に完成した建物です。ちなみに矢部又吉は、横浜正金銀行本店(現・県立歴史博物館)を設計した妻木頼黄に師事し、「銀行建築の名手」と評されていました。
ただし、残っているのは建物の外壁のみです。中は当時の面影を巧みに残しつつも、18年前にすべて改築されています。
1階の入口からエレベーターで地下1階へと降りていきますが、扉が開くともうそこは店内。ちょっとしたサプライズがあります。
店内は暖色系の照明に包まれており、飲んでいる人たちの楽しげな会話が聞こえてきます。ブラウンと白を基調とした、暖かく、落ち着いた空間が広がり、まさに大人の雰囲気のバーです。
◆店名の中の「19thクラブ」は、ゴルフに由来しています。1988(昭和63)年にオープンした当時はゴルフがブームであったのと、ピルグリムを経営するトゥモローランド社のオーナーの趣味がゴルフであったことから、同じビルの1・2階にゴルフショップを出していました。そのとき、「18番ホールを終えたら(つまり、ゲームが終了したら)、軽く一杯」ということに引っかけて、地下に構えたバーの店名に19番ホールを意味する「19th」を加えたそうです。
◆それだけに、店の内装はイギリスのゴルフ場のクラブハウスをモチーフにしており、実際にゴルフをしていなくても、ゲームを終えたあとの楽しい歓談のひとときを想像させるような空間に仕立てられています。
また、店内に飾られた数々の装飾品も凝っています。洋書、ゴルフ関連のトロフィー、アンティークの木製クラブ、イギリスの人たちがゴルフをしている昔の写真。それらが随所にさりげなく飾られています。洋書や写真は実際にイギリスで購入してきたものであり、ゴルフ関連の装飾品はゴルフショップを開いていたときの商品であったものとのこと。非常に珍しいものも多く、つい興味を引かれてしまいます。
ところで、ピルグリムでは結婚式の2次会やバースデー・パーティーなど、さまざまな貸切りパーティーも受け付けています。予算・料理・時間等は相談に応じてもらえるということですので、皆さまもいかがでしょうか。イギリスの紳士・淑女のような気分に浸ることができ、きっと素敵なパーティーになることと思います。
 |