トップページ サイトマップ お問い合わせ イメージ1 イメージ2 イメージ3
まちづくり倶楽部とは 倶楽部からのメッセージ まちを歩けば・・・ 横濱の食案内 リレー式コラム リンク集
濱通講座 menu_3_line.gif ヨコハマスタイル menu_3_line.gif 交流会 menu_3_line.gif 中心市街地活性化研究会
my best now
横浜の食案内
バックナンバーへ
牛鍋処 「荒井屋」
- 取材日:2006年1月12日 -
挑戦と革新によって111年の伝統を築き上げた牛鍋の名店みなと横濱・荒井屋
住  所 〒231−0057
神奈川県横浜市中区曙町2−17
電  話 045−251−5001(代)
U R L http://www.araiya.co.jp
営業時間 AM11:30〜PM10:00
※ランチタイムは
平日のAM11:30〜PM2:00
定 休 日 不定休
交通案内
(徒歩でお越しの場合)
JR根岸線、関内駅北口より徒歩8分
市営地下鉄線、伊勢佐木長者町駅より徒歩5分
京浜急行線、日ノ出町駅より徒歩7分

(お車でお越しの場合)
鎌倉街道(国道16号)より「曙町2丁目北」信号を
イセザキモール方面へ入る
マップ
荒井屋外観

伊勢崎町写真関内駅から鎌倉街道に沿って西へと伸びるイセザキモール。全長1.5kmに及ぶ長い商店街は地区ごとに異なる顔を持っており、歩いていると様々なお店や人との出逢いがあります。
高度成長期には青江三奈の大ヒット曲「伊勢佐木町ブルース」の舞台となった街であり、最近ではフォークデュオ「ゆず」を育てた街として知られていますが、その歴史は古く、明治の後半には大興行街としてすでに名を馳せていました。そして、昭和初期になると、東京の銀座、大阪の心斎橋と並んで、日本の「三大繁華街」に数えられていたといいます。

伊勢崎町写真 その後、横浜駅周辺やみなとみらい地区の開発が進む中で、確かにかつての活気は失われたかもしれませんが、今でも数多くの飲食店や物販店が立ち並び、横浜旧都心部を代表する繁華街であることには変わりがありません。そして、地元の人びとだけではなく、サラリーマンや観光客など、様々な人びとが訪れています。
そんなイセザキモールのほぼ中間点、鎌倉街道の「曙町2丁目北」交差点へと向かう路地に、伝統を感じさせる料亭風の建物があります。それが今回ご紹介する「牛鍋処 荒井屋」です。

お店のポイント
店内写真
カジュアルな1階のスペース

荒井屋がこの地に開業したのは明治28(1895)年。今年、創業111年を迎えます。全国的に見ても、これだけ長い歴史を持っている飲食店はそれほどありませんが、開港後の150年弱の歴史を有するに過ぎない都市・横浜においては、まさに老舗の「King of Kings」です。
そんな荒井屋の建物の外観は、現代風な一面がありながらも、伝統と格式を感じさせる重厚さが満ち溢れています。特に、イセザキモールと並行する路地に接した側面は昔ながらの料亭を彷彿とさせ、隠れ家的な雰囲気です。

それとは逆に、鎌倉街道に至る道に接した側面は、モダンで入りやすい雰囲気。そちら側にある入口から入っていく1階は予約なしでも気軽に食事ができるスペースとなっており、黒と白を基調にしたおしゃれでカジュアルな空間に仕立てられています。
ここでは肩肘張らずに食事や会話を楽しむことができ、デートの途中で美味しいものが食べたくなったという時などにピッタリです。

団体客や予約客を迎えるのは、イセザキモールと並行する路地に接した入口です。こちらは1階スペースへの入口とは異なり、創業111年の歴史を感じさせる重厚さが漂います。
入口の扉をくぐると下足番の方もおり、まさに老舗料亭の雰囲気。来た時には脱いだ靴をサッと預かってくださり、帰る時には靴べらをスッと差し出してくださるという行き届いたサービスを受けると、それだけで嬉しい気持ちになります。
また、こちらの玄関から入ったスペースは昔ながらの和風の内装で、階段や廊下には赤いカーペットが敷きつめられており、高級感に満ち溢れています。いつもとは違う、少し気取った気分での食事を楽しめます。

店内写真
団体・予約客を迎える玄関

2階は個室ですが、大人数(最大60名)で使用できる部屋も用意されています。そして、どの部屋もゆったりとくつろいで食事を楽しめるように、趣きのある純和風のつくりになっています。今回、私たちが案内された部屋はこじんまりとした座敷席で、古き良き時代にタイムスリップしたようでした。
オープンな1階とは異なり、ワイワイガヤガヤと食事を楽しみたい時よりも、大切な話をしたい時や、気の合った仲間だけで羽を伸ばしたい時、あるいはお忍びで静かに過ごしたい時に向いています。

店内写真
ゆったりとくつろげる2階の個室
荒井屋自慢の牛肉
荒井屋自慢の牛肉

111年という伝統はもちろん、接客であるとか店の雰囲気の良さだけではなく、料理への徹底したこだわりがあるからこそ築かれたものです。
荒井屋では、厳選した牛を一頭買いし、それを余すところなく使って数々の珠玉の料理をつくり出しています。現在の経営者である荒井一雄さんによると、「部位によって肉質は様々です。それぞれの特徴を最大限に活かし、最も美味しく食べられるようにする料理方法を考えてメニュー開発を続けてきました」とのこと。一頭買いし、あらゆる部位の肉を無駄なく美味しい料理にする技術があるからこそ、「より良い牛肉をより安く」提供することができるのだそうです。
また、日本では高級品というイメージが強い牛肉を多くの人びとにとって親しみやすいものにしたいという想いから、ランチやお弁当もつくり、牛肉料理を気軽に楽しめるようにする努力も続けてきました。

そんな荒井屋の歴史は、初代の荒井庄兵衛さんが、横浜が発祥の地といわれる牛鍋と牛飯を出す店を開業したことから始まりました。そのあとを継いだ2代目は色々な技術を取り入れて革新に挑戦しましたが、関東大震災や太平洋戦争にも見舞われ、うまく成果をあげられなかったということです。
そして、3代目は高度経済成長期の波に乗り、多くの支店をつくって事業拡大を目指しました。例えば、結婚式場や県庁の食堂に料理を提供したり、ダイヤモンド地下街や玉川高島屋などに出店したりしたそうです。

荒井屋の歴代経営者
荒井屋の歴代経営者

このときは、4人の兄弟が協力して事業の拡大を進めていました。しかし、4人でやっていたために一貫性を保つことができず、本店と支店で味が違う、料理が違うなどという問題が生じてしまったということです。
そこで、4代目として経営を引き継いだ荒井一雄さんは、まずこうした問題の解決に努力しました。しかし、それだけではなく、伝統を大切にしつつも敷居を低くし、親しみのある店を目指して様々なさらなる挑戦を続けています。
このように荒井屋は、111年間、ただ安穏として同じことを繰り返してきた訳ではありません。伝統とは、挑戦と革新の歴史のうえに築かれるものなのです。

お料理のご紹介
back
コピーライト
横濱まちづくり倶楽部