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元祖満州焼「やき鳥 庄兵衛」
- 取材日:2005年2月4日 -
庄兵衛タイトル庄兵衛タイトル
JR線を境にして、海側には現代的な高層ビルが立ち並び、近未来都市をイメージさせるみなとみらい地区。それとは逆に、昭和の良き時代の面影を残すノスタルジックな街並みと、個性あふれる飲食店が集まる野毛。
そうした野毛地区の中央通りを歩いていくと、夜の闇にひときわ目立つ「元祖満州焼」のネオンが目に留まります。「満州焼」という聞きなれない料理に思わず興味がそそられますが、その店こそ今回ご紹介する本格派の焼き鳥専門店「庄兵衛」です。


PHOTO庄兵衛のある野毛地区は終戦後、数多くの商店や娯楽施設が集積し、闇市が開かれて非常に賑わいました。かつては横浜の三大商店街であるとともに歓楽街としても人気を博し、横浜における大衆文化の中心地となった街です。
そんな横浜の復興と発展の一翼を担ってきた街の中で、庄兵衛は多くの人びとの心をつかみ、歴史を重ねてきました。
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■住  所:〒231-0064
      横浜市中区野毛町1-9
■電  話:045-231-7117
■営業時間:PM4:30 〜 PM10:00
■定 休 日:日曜日および祝祭日
      (お盆、年末・年始の休業あり)
■交通案内:
◇JR根岸線・横浜市営地下鉄線桜木町駅より徒歩3分
◇京浜急行線、日の出町駅より徒歩7分
※駐車場はございませんので、お車でお越しの場
 合は野毛、桜木町周辺の駐車場をご利用ください。
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お店のポイント
PHOTO ■庄兵衛が開店したのは昭和21年といいますから、もう創業60年。歴史ある飲食店が集まる野毛の中でも、老舗中の老舗です。
野毛の街の雰囲気そのままに、どこか懐かしい昭和の空気が流れる店内は、仕事帰りに仲間と気兼ねなく過ごすには最適の場所。
また、キビキビとした動きで注文された品を運ぶ店員の方々、威勢のよい返事で手際よく焼き鳥をさばく調理場の方々、いつも満員のお客さんで、談笑する声が渦巻く店内など、繁盛店が持つ独特の活気があふれています。食事をしているだけで元気をもらえる店です。
■店内にはカウンター席、テーブル席、座敷と、いろいろなタイプの席が設けられており、すいている時間であれば(あるいは、あらかじめ予約をしておけば)その時の気分や仲間に応じて選ぶことができます。
カウンターでひとり、時間を気にせずにしんみりと一杯やるのもよし、座敷で大勢で楽しむのもまたよし、というお店。さまざまなシチュエーションで利用することができます。
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メニュー紹介
■手羽先、海老、牡蠣以外の串焼きの注文は、2本以上からとなっています。
■価格はすべて税込みです。なお、価格は季節、目方によって変わることがあります。
おススメの逸品 おススメの逸品を紹介します
PHOTO 満州焼(1本 ¥130)
これぞ元祖満州焼。いわゆる「かしらのみそ焼き」ですが、簡単には言い表せないとても深い味わいです。
みその芳醇な香りと味が、口に入れると豊かな旨みの広がるかしらと見事にマッチしており、一度食べたら病みつきになること間違いなしという逸品です。
牡蠣・みそ焼き(1本 ¥480)/牡蠣・塩焼き(1本 ¥480)
焼き鳥専門店では珍しい牡蠣の串焼き。生臭さをまったく感じない新鮮で大粒の牡蠣が1串に4つという、ボリュームある一品です。みそ焼きと塩焼きがあります。
みそ焼きは、甘めの濃厚なみそが牡蠣の持つ深い旨みとあいまって、重量感のある味わいです。
これに対して塩焼きは、ほんのりと効いた塩によって牡蠣本来の香りと味が引き立てられています。純粋に磯の香りを楽しむことができます。
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PHOTO 和牛ハラミ(1本 ¥180)
庄兵衛では鶏だけでなく、和牛を使ったメニューもあります。
和牛のハラミはやわらかくジューシーで、噛むほどに豊かな旨みが広がっていきます。また、添えてある辛子をつけていただくと、鼻にぬける辛さとインパクトのあるハラミの味わいとの絶妙なハーモニーを楽しめます。
刺し(1人前 ¥600)
目にも鮮やかな桜色。一目見ただけで、新鮮であることが伝わってきます。口に運ぶと臭みはまったくなく、牛肉とは異なる馬肉独特の旨みを存分に楽しめます。
また、カイワレと一緒にいただくと、そのシャキッとした食感との相性が印象的です。皆さまもぜひお試しください。
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とり肉みそ焼き(1本 ¥130)
ジューシーで豊かな味わいの鶏肉と、濃厚でほんのりした甘さのみそとの相性が抜群。塩やタレでいただくのとは異なる魅力を発見できます。
手羽先(1本 ¥300)
皮はパリパリに焼きあがっており、身はしっかりとした噛みごたえのある手羽先。添えてあるレモンをかけると、さらに美味しくいただけます。
ひな皮(1本 ¥120)
外側のカリッとした歯ざわりと、内側の滑らかなゼラチン質の食感とを一度に楽しむことができます。適度に効いた塩が、美味しさを引き立てています。
レバ(1本 ¥120)
特有の臭みがまったくなく、新鮮であることがわかります。また、焼き加減が絶妙で、ジューシーさが損なわれていません。フワッとした食感が印象的です。
砂ぎも(1本 ¥120)
新鮮な砂ぎもで、焼き加減も最適。そのため、砂ぎもが持つプリッとした歯ざわりがしっかりと生きており、それを十分に楽しめます。
なんこつ(1本 ¥120)
ボリューム感のある見た目が印象的。コリコリした食感と、ワン・テンポ遅れて湧き出してくるような旨みは、まさになんこつの醍醐味です。
つくね(1本 ¥120)
パリッと焼きあがった表面と、それとは対照的なふんわりした食感の中味。頬張ると、凝縮された肉汁が口いっぱいに広がります。
とりハツ(1本 ¥120
弾力のあるハツは、噛むほどに旨みが湧き出してきますが、見かけよりもあっさりとした味わいです。
アスパラベーコン
アスパラと、厚く切られたベーコンとが順番に串に刺さっている斬新なスタイル。旨みをたっぷり含んだベーコンと、新鮮なアスパラは相性抜群です。
しいたけ(1本 ¥200)
しいたけ本来の美味しさをストレートに楽しめる一品です。絶妙な焼き加減によって、肉厚のしいたけが持つしっかりした歯ざわりと豊かな香りが引き立てられています。
イカダ(1本 ¥120)
こんがりときれいに焼き色のついた長ネギが、イカダのように串に刺さっています。長ネギの甘みとシャキッとした食感が印象的です。
しし唐(1本 ¥120)
しし唐特有の苦味と香りは、まさに大人の味。焼き鳥の美味しさの重要な引き立て役です。
ピーマン(1本 ¥120)
ピーマンの命である食感や、苦味の中からそっと顔を出す甘さがちゃんと生きています。絶妙な焼き加減はさすがです。
ギンナン(1本 ¥200)
コロッと丸い大粒のギンナン。ほっくりとした歯ごたえと香ばしさがたまらない逸品です。
お新香(1人前 ¥350
いろいろな種類のお新香が盛り付けられています。さっぱりとした浅漬けで、焼き鳥をたらふく食したあとに最適です。
取材を終えて
■私は焼き鳥が好物なので、庄兵衛の取材をとても楽しみにしていました。取材当日、「元祖満州焼・庄兵衛」と大きく書かれた看板を見て、私は心躍る気持ちでした。そして、期待に胸を膨らませて店内に入ると、「いらっしゃい」という威勢のよい声。下町の焼き鳥屋さんのようなアットホームな雰囲気が嬉しいお店です。もちろん、焼き鳥も期待どおり。焼き加減や塩加減が絶妙で、プロの技に感動させられます。つぎに野毛に行ったときにも、ぜひ立ち寄りたいと思います。
(横濱まちづくり倶楽部会員・杉山卓)

■店の名物である満州焼、牡蠣のみそ焼きなど、初めて経験する味と出会うことができ、「焼き鳥」の楽しみ方を新たに教わったように思います。また、それと同時に、この料理の奥深さを再認識させられました。焼き鳥は素材を「焼く」、「塩をふる(もしくは、タレやみそを付ける)」という、それだけの料理ですが、逆にいえばそれだけによって素材本来の旨みを引き立てなければならない非常に難しい料理です。職人的な技術がなければできないでしょう。60年の伝統を持つ庄兵衛の技術の素晴らしさを痛感しました。
(同・平野順弘)
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