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創作日本料理の老舗「元町梅林」
- 取材日:3月11日 -
小さな店です。うまいものが命です。 元町梅林 店主
数々のお店が建ち並び、にぎわっている元町商店街を、開通したばかりのみなとみらい線「元町・中華街駅」の方向へ進み、GAPと元町プラザの間の道を元町公園に沿って行くと、今回取材した「元町梅林」があります。商店街の喧騒と離れた場所にある、静かなたたずまいの隠れ家的なお店です。
元町梅林は1972年にオープンし、30年以上もの間、横浜の人びとばかりでなく、多くの著名人にも深く愛されてきました。また、元町梅林といえば、女将の平尾禮子さんの顔が浮かんでくる方も多いはず。今回は、そんな元町梅林の名物であるコース料理を味わいます。
外観写真 店内写真
お店のポイント
元町梅林の特徴は、驚くほどの品数が出てくるコース料理です。毎日浜から直送される魚介類や厳選された季節の野菜など、その時々に最も美味しい食材を使うので、季節や日によってコースの内容や料理の品数は異なります。しかし、いつも23〜28品のバラエティに富んだ料理が用意されており、その数と量は圧巻です。
また、和・洋・中の食材を自在に操り、女将・平尾さんが創意工夫を凝らして作った料理ばかりなので、次にどんな料理が出てくるのかと待っている間、期待がどんどん膨らんでいきます。なお、持ち帰り可能な料理はすべてお土産として包んでくれます。ですから、全部食べきれないのではとご心配の方も安心。細やかな心遣いが嬉しいお店です。
メニューは日替わりコースのみ。コースは8,000円、10,000円、12,000円、15,000円の4つがあります。また、「松茸コース」や「竹の子コース」といった季節限定のコースもありますので、お問い合わせください。なお、お昼にはコース以外に、天丼(2,200円)や和牛ステ−キ丼(3,500円)もあります。特に、女将お奨めの天丼は、ぜひ一度ご賞味ください。
元町梅林を愛した著名人
元町梅林には、多くの著名なファンがいます。例えば、「世界のクロサワ」と言われた映画監督の故・黒澤明氏。彼は元町梅林がことのほかお気に入りで、忘年会や新年会をよく行ったそうです。なお、玄関と店内入口付近にある2枚の看板は、黒澤監督の直筆とのことです。また、ほかにも俳優の仲代達也氏やイラストレーターの柳原良平氏もよく訪れているそうです。
創作日本料理「元町梅林」
住所  :  〒231-0861横浜市中区元町1-55
電話  :  045-662-2215
営業時間  : 
13:00〜15:00、
17:00〜19:00、
19:30〜21:30
(予約制)
定休日  :  月曜日
(祝日の場合は営業、翌日休業)
交通案内  :   
◇電車でお越しの場合   
・みなとみらい線、元町・中華街駅から徒歩3分
・JR根岸線、石川町駅(南口)から徒歩10分

◇バスでお越しの場合   横浜市営バス中華街入口下車、徒歩3分。東門より中華大通りへ

◇お車でお越しの場合   
首都高速湾岸線、新山下ランプより元町へ
・首都高速湾岸線・新山下ランプより中華街へ
・首都高速横羽線、横浜公園ランプより元町へ
※駐車場はございませんので、元町商店街周辺の駐車場をご利用ください。
map
看板・イラスト
元町梅林女将・平尾禮子さん
元町梅林女将・平尾禮子さん元町梅林の顔である女将の平尾禮子さんは、静岡県生まれでいらっしゃるとのことですが、7歳のときに横浜に移られ、以来ずっと横浜で活躍されてきた「濱通」の一人です。
ご実家の「吉田町梅林」を手伝いながら、皆様もご存知の料理研究家・田村魚菜氏に師事して料理の腕を磨かれました。そして1972年、お母様の勧めもあって、この「元町梅林」を開店されたということです。
田村魚菜氏といえば、「美味しい料理は愛情から」を理念として、アイデアにあふれる家庭料理を指導する料理学校「魚菜学園」の創立者としても知られています。「真心と遊び心」をモットーにした平尾さんがつくる元町梅林の料理は、こうした田村氏の教えを受け継いだものなのでしょう。
「食いしん坊で、美味しいものが好き」という女将さん。これからも、美味しくて楽しい料理をよろしくお願いします!

元町梅林の女将、平尾禮子さんへのインタビュー内容はこちら

横浜・食の極人〜横浜の味を創る究極の達人たち〜 元町梅林女将 平尾禮子さん

女将の評判おにぎり
「女将の評判おにぎり」創杜社(1300円)
元町梅林で最もファンが多い料理といえば、平尾さんが握る様々なアイデアおにぎり。そのレシピが満載の本です。おにぎり作りのコツや色々なテクニックも学べます。
アンケート結果へ
今回の料理
おしながき
1品目:うの花の小鉢
2品目:南瓜の冷製スープ
3品目:きゅうりの5点盛り
4品目:和牛のタタキ
5品目:黒豆と銀杏の甘煮
6品目:わけぎと赤貝のぬた
7品目:お餅の天ぷら
8品目:伊勢海老の活き造り
9品目:お刺身のお造り
10品目:ほうれん草と帆立のおひたし
11品目:グリーンアスパラのマヨネーズ添え
12品目:伊勢海老のしんじょ入り椀物
13品目:大根餅
14品目:トマトと空豆の味噌づけ
15品目:トマトの旬菜サラダ
16品目:ソーセージ段段
17品目:大根の味噌漬けのサンドウィッチ
18品目:ホワイトソースのグラタン
19品目:南瓜の田舎煮
20品目:寄せ豆腐
21品目:うなぎの笹巻き
22品目:グレープフルーツの異人ソース添え
23品目:苺の白和え
24品目:伊勢海老の味噌汁
25品目:おにぎり
26品目:豚の角煮
27品目:海老フライ
28品目:蒲郡のみかん
※コースの内容は毎日異なります。
注目の料理 今回出された28品の中から、注目の料理をわれわれ取材スタッフの独断と偏見で選びました。
まずは、それらを紹介します。
ソーセージ段段
ソーセージ段段
女将の遊び心が感じられる楽しい一品。
ソーセージ、おかか、ご飯、海苔、ご飯、と段々に重ねられていることから名づけられたそうです。味はとても素朴で、手作りの暖かみが伝わってきます。
お刺身のお造り
今日のお造りは三浦直送の新鮮なマグロの赤身と、相模湾でとれたばかりの魚介類でした。それらを、自分で生わさびをおろしながらいただきます。マグロは味わい深く、とれたてのヒラメは透き通っていて弾力があり、サザエはコリコリとした食感がたまらなく、帆立貝は甘味が湧き出てきます。そして、おろし立ての香り高いわさびが、素材の良さと新鮮さを引き立てます。
お刺身のお造り
大根餅
大根餅
外はサクサク、中はモチモチ、ほおばると香ばしい海老の風味が口いっぱいに広がり、つい「もう1つ!」と言いたくなってしまいます。お酒を飲む人にも、飲まない人にも幸せを感じさせてくれる一品です。
苺の白和え
真っ赤な苺に濃厚な甘味の生クリ−ムがかかっていると思いきや、なんと豆腐とゴマで作られたソースとのこと。甘みを感じたあとにはゴマの風味が口の中に広がり、甘酸っぱい苺との相性は最高です。女将の並外れた発想力に驚かされる一品でした。
苺の白和え
豚の角煮
豚の角煮
元町梅林のスペシャリティの1つです。厳選された豚肉の、その中でも最もよい部分を手間ひまかけて煮込んだもので、とても軟らかく、舌先でとろけてしまいます。まろやかだけれど油っぽくなく、家庭料理だけれど家庭では出せない味。思わずご飯が欲しくなります。
トマトの旬菜サラダ
トマトの上に、きゅうりとうどの千切り、マッシュルーム、マツの実が載っています。見た目がとても鮮やかで、フレンチの前菜のようです。トマトは甘味が強く、上に載っているマッシュル−ムとの相性も抜群。シャキッとしたきゅうりとうどの歯ごたえもたまりません!
トマトの旬菜サラ
これらのほかにも、素敵な料理が盛りだくさんです。それらを一気に紹介しましょう。
うの花の小鉢
うの花の小鉢
新潟産の豆腐をしぼったおからでこしらえました。
南瓜の冷製スープ
南瓜の冷製スープ
裏ごしした南瓜、セロリ、人参、玉葱を鶏がらスープとあわせています。
きゅうりの5点盛り
きゅうりの5点盛り
半分に割ったきゅうりの上に、ごぼうのさきがけ、たらこ、女将の特製味噌、いくら、チーズが載っています。
和牛のタタキ
和牛のタタキ
味つけがされた和牛のタタキに、玉葱か青葱を添えていただきます。
黒豆と銀杏の甘煮
黒豆と銀杏の甘煮
丹波の黒豆と銀杏を甘く煮たものです。
わけぎと赤貝のぬた
わけぎと赤貝のぬ
わけぎと赤貝を酢味噌で和えています。
お餅の天ぷら
お餅の天ぷら
揚げたお餅を揚げ豆腐のように仕立ててあります。元町梅林の定番料理です。
伊勢海老の活き造り
伊勢海老の活き造り
これは、女将がわれわれ取材スタッフのために差し入れてくれました。
南瓜の田舎煮
南瓜の田舎煮
大根の味噌漬けに黒ゴマを加えたものが添えられていますが、それとの相性が抜群です。
ほうれん草と帆立のおひたし
ほうれん草と帆立のおひたし
ほのかにわさびの香りがするおひたしです。
グリーンアスパラのマヨネーズ添え
グリーンアスパラのマヨネーズ添え
西京味噌とマヨネーズをあわせたソースがかかっています。
伊勢海老のしんじょ入り椀物
伊勢海老のしんじょ入り椀物
伊勢海老のしんじょ、よもぎ入りの生麩、ひじき、菜の花の椀物です。
トマトと空豆の味噌づけ
トマトと空豆の味噌づけ
トマトと空豆を甘みのある味噌に漬けたものです。
大根の味噌漬けのサンドウィッチ
大根の味噌漬けのサンドウィッチ
大根の味噌漬けとサワークリームをパンで挟んだサンドウィッチです。
ホワイトソースのグラタン
ホワイトソースのグラタン
魚介類と椎茸をホワイトソースで和え、ホイル焼きにしています。元町梅林の定番料理です。
寄せ豆腐
寄せ豆腐
濃厚な味の新潟産の豆腐に、塩だけをつけていただきます。
うなぎの笹巻き
うなぎの笹巻き
元町梅林のスペシャリティの1つ。うなぎと薄く焼いた玉子をご飯に載せて笹巻きにしてあります。
伊勢海老の味噌汁
伊勢海老の味噌汁
活き造りの伊勢海老の殻を使って、味噌汁を作ってくださいました。
おにぎり
おにぎり
これがお目当ての客も多いという、女将特製のおにぎりです。今日のおにぎりは、梅肉、ゴマ、しそを混ぜたものでした。
海老フライ
海老フライ
「元町梅林に来たら、これを食べなきゃ」というほどの定番料理です。相模湾に揚がったとれたての海老のフライです。
蒲郡のみかん
蒲郡のみかん
香りと甘みがひときわ強いみかんです。
今回の参加者
今回の参加者

全28品を食べ終わって、大満足の参加者一同です!
参加者の声
---------------- アンケート内容 ----------------
1.一番気に入った料理はなんですか?
2.元町梅林が横浜で親しまれてきた理由はなんであると思いますか?
3.元町梅林にふさわしいキャッチフレーズを考えてください。
1. 大根餅
2. 横浜らしく、様々なスタイルの料理を取り入れていること。
3. 汲めど尽くせぬ味と香り。
  (S.K)

1. 桶に入った刺身
2. 和洋中?のまざった料理、一品毎に思い入れ込めた調理、ボリューム。
3. プロの味というより家庭の味の極致。
  (H.C)

1. 豚の角煮
2. ありあまる種類と驚きの量!!
3. 横浜の好奇心がつくった創作料理の数々
  (J.S)

1. 海老しんじょ
2. 次に何が出てくるかわからない面白さ。新しい味の発見。
3. チャレンジャー
  (E.S)

1. すべて工夫をこらした料理で美味しかったですが、三浦直送のお刺身(ヒラメ、マグロ赤身)が一番。
2. 和洋折衷の家庭料理と種類の多さ。女将の人柄。
3. 家族にお土産ができます。“家族も嬉しい梅林”
  (Y.I)

1. それぞれに特徴あり。
2. 女将のオリジナリティー。
3. 横浜創作料理。
  (T.K)

1. イチゴの白和え。全体の中では地味なポジションで出てきた料理ですが、これはすごいアイデア!
2. 女将の人柄。アイデアに富んだ料理。
3. 横濱が生んだグローバル料理の真髄。
  (T.S)

1. うなぎ笹巻
2.  
3. 元町のグルメNO.1店。
  (T.O)

1. 大根餅。皆おいしいです。
2. お料理の意外性。いろいろな味を少しづつ賞味できる。しかし、数の多さに最後まで食べきれないのが残念。お持ち帰りを家で食べるのが楽しみ!
3. いろいろ小皿の花ざかり。
  (Y.K)
 
 
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