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濱通講座2002
講義の概要
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第2回
「中華街の歴史とチャイナタウン」
講師:曽 徳深
講師:曽 徳深

8月23日に第2回横濱通養成講座が中華街の菜香新館にて開催されました。今回は「中華街の歴史とチャイナタウン」と題しまして、中華街の「珠江飯店」社長の曽コ深さんを講師に招きました。曽さんは華僑総会の会長でもあり、中華街におけるまちづくりのキーパーソンの一人でもあります。
100名を越える参加者を集めた今回は、話の内容が多岐にわたりました。中華街がどのように発展してきたか、またこれからどのように、中華街のブランド力を高めていくかというまちづくり論。「なぜ中華街だけ関内地区の中で道の方位が45度ずれているのか」「中台関係の中華街への影響」といった少し硬めの話から、中華街での店選びのコツ、メニューの選び方といった中華街の楽しみ方まで。肝心の店選びのコツですが、なかなかと特定の店の名前を出すことはできないとのこと。しかし、ちゃっかりと休憩時間中に倶楽部メンバーにおすすめの店を聞きだす参加者もおり、終始和やかに会は進みました。講座終了後の懇親会では70名をこえる参加者があり、曽さんにメニューの解説を受けながら、中華料理に舌鼓を打ちました。倶楽部メンバーの近澤さん曰く「中華をおいしく食べるコツはオーナーと一緒に食べること、料理人の頑張りが違う」とのこと。
中華街の味を堪能した一日でした。
懇親会の様子
オーナー自ら、メニュー解説をしてくださっている懇親会の様子
・・・曽さんよりの一言・・・
「中華街に来られる時は平日がおすすめです。
我々もゆっくりと自信を持ってサービスできます。」
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第3回
「関内地区をシティガイドします」
講師:嶋田昌子
講師:嶋田昌子

9月28日に第三回横濱通(ハマツウ)養成講座が開催されました。今回の講師はまちづくり倶楽部会員でもある横浜シティガイド協会の嶋田昌子さんで、テーマは「関内地区をシティガイドします 〜横濱のまちは面白い〜」でした。嶋田さんは本牧生まれの本牧育ちで生粋の浜っ子です。横浜好きが高じてシティガイド協会を設立された方で、横浜のまちづくりの様々なシーンで活躍されています。
嶋田さんのお話は、横浜のまちの歴史や文化こそが、まちの誇りであるというお話から始まりました。ビール、パン、アイスクリームなど、横浜のまちには、はじめてのものが多く、例えば「はじめの頃のパンは饅頭のようなものであった」といったことから、横浜を理解するためには6つの年号(ペリー来航、日米和親条約、横浜開港、居留地の撤廃、関東大震災、終戦)が大事であるという話。横浜は流入者が多いまちで、いわゆる士族が少ないまちであったこと、横浜の商人はそれぞれ立派だったけれども、実は女性が元気で、横浜の商人はかみさんでもっていた、といったユニークな視点からお話をいただきました。
講座の終了後は、7〜8人のグループに分かれて、関内周辺をシティガイドしていただきました。1時間ということで、ルートは短かったのですが、モリソン商跡(関東大震災以前のレンガ造りが保存されているもの)→ザ・ホテルヨコハマ(正面にヒマラヤ杉。ホテル内にペリー来航当時の絵が飾られている。)→山下公園の「赤い靴はいていた女の子像」「インド水塔」→臨港線プロムナード→開港広場→横浜開港資料館→日本大通り(横浜税関(クイーンの塔)、神奈川県庁(キングの塔)、横浜市開港記念会館(ジャックの塔)、この三点を望めるポイント)→情報文化センター(旧商工奨励館)→横浜公園(R.H.ブラントンの胸像)というルートでご案内いただきました。シティガイド協会の方々は、皆さん横浜の歴史に詳しく、参加者の皆さんもまちあるきを楽しまれたようでした。みなさんも一度シティガイド協会の方に横浜のまちをガイドしていただいてはどうでしょうか?
天気予報では大雨とのこともあって出席者は事前登録数より減ってしまいましたが全体で80名弱の参加者があり、天気のほうも雨にたたられること無く、主催者側としてもほっとしました。

横浜シティガイド協会の連絡先
住所/〒231 横浜市中区本牧間門町31-18 嶋田方
TEL:045(623)4550
FAX:045(623)3507
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第4回
「横浜・水のはなし --- 船上レクチャー」
講師:宮村 忠
講師:宮村 忠

第四回の横濱通養成講座では「横浜・水のはなし」と題して、関東学院大学の宮村忠先生にお話をうかがいました。講座の前半は大桟橋ABホールでレクチャーを行い、後半は遊覧船で横浜港をまわりながらの船上レクチャーでした。
宮村先生のお話はバラエティに富むもので、コンテナ輸送が主流になるにつれ、世界の港がコンピューターを利用して効率的なオペレーションにしのぎを削り、船が寄港する時間が短くなり、かつての船がゆったりと港に佇む風景がみられなくなりつつある話や、横浜のまちは自然発生的にできた街ではないので、生活に必要な水を供給する社会基盤を一からつくらなくてはならなかったことや、都市づくりに関わった御雇い外国人の話など興味深いものでした。
先生の話では横浜の水は当初、農業用水である二ヶ領用水(川崎)からもらおうとしたのですが、その年々によって変動の大きい農業用水から水をもらうことに問題があり、また、当時東京でも進行する都市化によって、水の需要が増大し、多摩川水系から水を引いている二ヶ領用水に水を分ける余裕などなかったことから、計画を断念して、相模川から延々50キロにわたって水道を引いてきたそうです。
また、横浜の港づくりといえば、イギリス人技師のパーマーが有名ですが、外務省の縁の深いパーマーと内務省派のオランダ人技術者ファン・ドールンが横浜港の計画をめぐって対立し、結果として外務省派のパーマーの計画が採用されたということでした。現代の港の話から、居留地時代の話まで横浜の港と水について考える良い機会だったと思います。

当日は天気予報で降水確率90%ということもあって、参加者が当初の申し込みよりも少なく、70名程度になってしまいましたが、参加者の皆さんの日頃の行いが良かったのか、雨に降られることもなく無事講座を終了する事ができました。また、講座終了後は大桟橋近くの老舗レストラン、スカンディア・ガーデンで懇親会が行われ、宮村先生を囲んでの歓談、倶楽部メンバーによる中華街の楽しみ方講座など、楽しいひと時を過ごすことができました。

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第6回
「料理の本をとおして見た横浜」
講師:本多尚子(勝烈庵女将)
講師:本多尚子

今年度の横濱通講座の最終回を飾る今回の講師は勝烈庵の女将さんである本多尚子さんにお願いすることとなりました。会場は勝烈庵本店3階のお座敷で、部屋には勝烈庵と縁の深い棟方志功さんの作品が展示されており、さながら小さなギャラリーといった趣でありましたが、参加者は約80名ということでほぼ満席でしたので、主催者側としては美術品に何かあったらどうしようとドキドキものでした。
講演の内容は、本多さんが1939年に発刊された「アメリカ式料理法」という本を1991年に復刻版として五千部を自費出版されたときの苦労話を中心に展開しました。この「アメリカ式料理法」は戦前山手に住んでいた外国人が日本人のメイドさんにもできる洋食について書いたもので、英語と日本語の両方の言葉でレシピがかかれており、この本から伺える当時の山手に住む人々の暮らしぶりは非常に興味深いものでした。参加者からの質問では、勝烈庵の創業時の話や勝烈庵の先代のご主人が文化人でもあり、山手資料館の開設にあたって尽力された話、さらに棟方志功さんと勝烈庵との交流の話なども飛び出しました。これら話題についても、出席した方々には興味深く聞いていただけました。
講演終了後には、今年全6回出席された方に横濱通養成講座修了証が当倶楽部会長である小林先生から手渡され表彰されました。また、副賞として近澤レースさんからご提供いただいた素敵な景品も手渡されました。

会場の様子
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横濱まちづくり倶楽部