隣花苑の女将・西郷槇子さんは、誰もが知る横浜の偉大な実業家、原三渓翁の曾孫にあたる方で、まさにこの隣花苑で生まれ育ったということです。それもそのはず、そもそも隣花苑の建物は、三渓翁の長女である女将さんのお婆様の家でした。そして、この歴史ある建物や数々の貴重な美術品、それらのなかで育まれた大切な思い出をいつまでも残しておきたいということで、女将さんのお母様が自宅を使って隣花苑を開業したそうです。
一方、女将さんは慶応大学を卒業後、化粧品会社の宣伝企画の仕事をはじめとし、さまざまな仕事を経験しながら視野を広めていきました。そして、昭和52年に隣花苑に戻り、お母様の手伝いをしながら料理の修業を積んだそうです。今では隣花苑の二代目女将として活躍されており、三渓翁ゆかりのおもてなし料理をずっと守り続けています。
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