野毛地区は戦後社会状況の変化とともに大きな試練を、とりわけ根岸線の延伸、市電の廃止そして2004年東横線の廃線による甚大なダメージを受けています。
その野毛地区を再び横浜都心部において特徴ある面白いゾーンにしようと、文化人を中心に野毛MONZEN町を創る会(西丸與一会長)が平成16年春組成されました。
当会は“娯楽の里山:ねがって、笑って、のんで野毛”をキーワードに「循環型娯楽街=現代の門前町」の実現を目指します。野毛地区は古くからの商業地区ですが、伊勢山皇大神宮、成田山横浜別院(野毛山不動尊)を中心とした神社・寺院、新設された横浜にぎわい座、情緒豊かな歓楽街を今日的な生活環境に合った形に再構築し、以って活性化に貢献することを目的としています。活動の特徴に、[1]地域に点在する資源の発掘・活用、[2]各キーポイントを循環させる、[3]産・官・学・民の連携効果を最大限に引き出すことにあります。16年度は以下の3つ事項を実施、徐々に認知、支持を得ています。
1、「うま野毛寄席」の実施
落語家金原亭(きんげんてい)・馬生(ばしょう)さん、評論家平岡正明さん、大学教授荻野アンナさんの3人を中心にハマを寄席のメッカにしようと企画されました。特徴として野毛の名物野毛大道芸や横浜で盛んなジャズを企画に取り入れる他、横浜に関係し活躍している女性著名人と馬生師匠との対談などがあります。「うま野毛」の由来は馬生一門、馬券売り場、食い物の「旨い」をかけた荻野アンナさんによる命名です。また、荻野さんは金原亭一門に入門し、駒ん奈という芸名で当寄席に毎回出演しています。
本企画への評価の顕れとして、野毛地区街づくり会(町内会、商店街、飲食業組合の連合体)、横浜にぎわい座(横浜市)の認知・協力があり、17年度は4月から大ホール(400名収容)での公演が隔月で6回予定されています。
2、横浜市立大学との連携
国際文化部の木村琢郎先生のもと地域貢献促進費による野毛研究に参画し、野毛のデータベース構築に協力しています。17年以降も研究が継続され、地域と大学の連携を目指しています。
3、成田山横浜別院との連携
横浜別院(筒井照琢主監)は2010年に創建140年を迎える歴史を持ちますが、地元との関係が稀薄、認知度が低いことについて、昨年交替した新主監は危機感を持っていました。当会との数回にわたる話し合いの結果、行事の企画提案、地元町内会との協働事業等が実施・検討され始めています。
上記活動を通して当会が少しずつ地元に浸透し、又野毛に関心のある大学生始め、往来や活動が活発になりつつあり、野毛地区に変化の兆しが見え始めています。さらなる発展に向けて、当会活動に対しましてご支援・ご協力をお願い致します。
|