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第20回
<assemblage>展のことなど
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理事 飯田 善彦
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2004年12月18日から2005年1月22日まで約1ヶ月間、パリ市マレー地区にある小さな建築専門のギャラリーで作品展を行いました。そこはジャンとオルガという男女ペアが2人だけでやっている130・程のスペースで、建築書店を併設しています。マレー地区はポンピドーセンターの裏手に位置する古い街ですが、近年おしゃれな店が増えてきてとても活気があります。ギャラリーも多く、皆さん御存知のMUJIも近くです。関西空港を設計したレンゾピアノの事務所もあって、そのビルの1階が模型製作のアトリエになっています。全面ガラス張りのファサードからは壁一面に飾られた模型の部品や工具が見え、道を往く人たちが思わず立止まって見入ってしまうほど美しく、そんなスペースをもてることをとても羨ましく思いました。

昨年5月頃ギャラリーから作品展をやらないかとの申し出があり、丁度仕事のキリがよかったこともあって引受けました。どんな風にやるかいろいろ考えたのですが、ここ10年程の中から、7つの建築を選び、正面から撮った写真を2.0×3.0m程のサイズに大きく引き伸ばし、それと小さな模型をワンセットにして壁に貼り、それと同時に、部屋の中央に作った低く大きなテーブルの上に、それぞれのプロジェクトの設計途中で書いたスケッチ集とメイキングのパネルを並べました。更に分厚い設計図面も持ち込み、<assemblage>というタイトルで建築が作られるプロセスも含めた全体像を見せたいと考えたからです。その一方で展覧会のカタログとして今までの仕事を展覧会とは少し異なる切り口でまとめた本を作りました。〈集積の方法〉と題して、7つのキーワードのもとに分析的に編集しています。デザインをまちづくり倶楽部のメンバーであり、最近仕事の上でサイン計画も協力してもらっているNDCグラフィックスの中川さんに御願いし、おかげでとてもいい本になりました。中川さんの関係する光画コミュニケーション・プロダクツから出版されています。興味のある方はどうぞ僕の事務所のホームページを見て下さい。

馬車道大津ビルに事務所を移してから7年目に入りました。その間にみなとみらい線が開通し、目の前に駅ができ、隣の旧富士銀行ビルがBANKARTからさらに芸大になるなど、このところめまぐるしく変貌しています。本町通りを挟んだ帝蚕倉庫や公団海岸通団地を含む一体の再開発もこのところ進展が急であり、どんな計画になるのか予断を許さない状況です。内容に関して情報が閉じているので分かりませんが、いずれにせよどこにでもあるような計画ではなく、横浜にしかない、立地を十二分に生かした市民に開かれた街の実現を目指すべきでしょう。まちづくり倶楽部も外に向かって意見を表明していく時期にきているのかも入れません。
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