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第8回
私をデートに連れてって! 横浜中心市街地のデートはこれで決まり!
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ハッスル(株) 小嶋 寛
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昨年の秋、東京の友人から、電話があり、「中華街でおいしい店教えろ!22歳の彼女と行くんだ。」と電話があった。彼は2度の結婚生活の失敗にもめげず、3度目に向けて邁進していた。このような横浜観光デートガイドの電話相談は、年間30本はくだらない。
今回のコラムでは、この友人に教えた、コジマ流、横浜デートのシナリオをご紹介しよう。
まず、待ち合わせは、JR保土ヶ谷駅。ここで横浜市営バス11番に乗って欲しい。時間は夕刻。料金は210円。彼女の分をおごっても奢れる範囲である。ポイントは一番後ろの右側に座る事。保土ヶ谷・南区の横浜庶民の生活を満喫した後(まだ彼女の手を握ってはいけない。)

最初のポイントは、「中村橋」から「山谷」バス停までの間。稲荷坂をのぼり、根岸米軍ハウス沿いに走る道。バスの車高が高い分、米軍ハウスの中を走っている感じがする。左側は、横浜の中心地の景色が眼下に見え隠れする。この路線は、道が狭いため結構ゆれる。そこで不自然にも自分で揺れてみると自然に彼女とのスキンシップが楽しめる。季節が、ハロウィーンやクリスマスだったりするとハウスの中はイルミネーションでロマンチックである。ハウスの中を指差しながら、そっと彼女の肩に手を回しても責任はもてないが、いけるかもしれない(???)。その後幾多の動物の名前のついた坂を左に見ながら2人の仲はいいムードに・・・その後バスは次の景色に進む。
次のポイントは、山手本通り。お洒落な洋館住宅を眺めながら、「ここは、踊るコンダクター・スマイリー小原が住んでいた家だよ」とか「高倉健の冬の華がさ・・」なんて言うと20代の女性にはすべるので、「そのうちに何時かは住もうと思っている」(ここで手を握るポイントが登場する。)ぐらいの見栄でとめておきたい。特に震災後、ゲーテ座を訪れ、山手の洋館を描写した芥川龍之介の短編小説「ピアノ」の話をすると良いかもしれない。
バスは、外人墓地を抜けて、港の見える丘公園を左折。フランス山を右に見ながら、元町へ・・・
ここで下車するのは、まだまだ横浜素人。またここで降りると、デート費用が「元町」やら「中華街」で高くつくので、我慢して終点桜木町まで行って欲しい。ここまでの所要時間は約40分で出費420円。

桜木町駅の雑踏を横目に、「野毛ちかみち」へ、デートに野毛を活用するのがハマっ子である。特にお勧めは北京料理の店「萬理」。特にお勧めは、19番中華ランチと特性餃子、「この店汚いけれど、焼き餃子発祥の店で、横浜の自称文化人たちが結構来るらしいよ。」なんて話しながら、パイカル酒で乾杯しても2人前、3000円でお釣りがくる。しかし間違っても2軒目に「みなとみらい」に戻ってはいけないことを忠告しておこう。(双六で言えば「スタートに戻る」状態になる。)なぜなら、連れ女性に「はじめからみなとみらいにしてよ!」なんて苦言を言われる。そこで、萬理をでたら左(野毛本通り方向)に行こう。そしてほろ酔い加減で都橋へ・・・ここから眺めるみなとみらいは濱通である。ここで彼女への決め台詞「人生は今日の小さなバスの旅のように山あり谷あり、一緒に人生のバスに乗ってくれないかな・・・」なんて行ってみるとムードは最高潮。
こうやって友人は僕の描いたシナリオ通り事を運び、来月、3度目の結婚式を迎えることになったのだ。
ちなみに、この日仕込んだ横浜ベイビーも、彼女のお腹の中で式に出席すると言っていた。


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ハッスルこじま筆者プロフィール
ハッスルこじま

まちづくりソフトプランナー
1960年横浜生まれ。
横浜が好きでこの仕事に就き、天性の仕事であると自分に言い聞かせている。趣味は横浜のあら捜し。現在は、ハッスル株式会社というけったいな会社をすでに18年もやっている。横浜はこの頃金にならないので、楽しく地方で出稼ぎにいそしんでいる。
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